カラダ作りはまだまだだけど、ダンベルでトレーニングはやっている。けれど、最近ダンベルにも飽きてきて、気分転換をしたい、何か新しいものを取り入れたいなんて思っていませんか?
そんなあなたに、ぜひケトルベルをおすすめします。ダンベルとは違い、全身を使うトレーニングに適しています。これで、マンネリ化してしまったトレーニングを心機一転してみましょう。
このページでは、ケトルベルとは? から始まり、適したトレーニング、選び方、おすすめ商品を紹介します。
目次
ケトルベルとは?
そもそも、ケトルベルとはなんなのか? ケトルベルとは、鉄球にハンドトルを付けた、トレーニング器具です。見た目がやかんに似ていることから、ケトル(やかん)ベルと呼ばれています。諸説ありますが、300年以上前のロシアもしくは北欧が起源とされています。
ダンベルでのトレーニングは、基本的に腕周りを中心に行います。もちろん、ダンベルを持ってランジをすれば、下半身も鍛えられますが、ダンベルはあくまでもおまけです。
その点、ケトルベルでのトレーニングは、全身を使って行えます。特に、重心が手から離れているのが特徴で、腕や肩だけでなく他の筋肉や関節にも影響を与えることができます。
ケトルベルで行うトレーニング
ケトルベルがどんなものかわかったところで、実際にケトルベルを使ったトレーニングを2つ紹介します。
「え、2つだけ?」と思われるかも知れません。現に、ケトルベルを使ったトレーニングは数多く紹介されています。ですが、他のトレーニングはダンベルで代用が利くものなので、ここでは「このトレーニングはケトルベルじゃないとダメ!」という2つを紹介します。
この2つだけでも、十分にケトルベルの魅力を感じてもらえると思います!
スイング
1つめは「スイング」です。両手でケトルベルをブンブン振り回します。言葉で説明するより、動画の方がわかりやすいので、2つの動画をご覧ください。
そして、注意しないといけないのがフォーム。見よう見まねで振ると、腰痛めます。実際、上記動画を見てやったみたら、ソッコーで腰をやられました。
「ダメな例」にはなっていないと思いながら、別の動画で原因がわかりました。その原因を説明してくれているのが、下の動画です。
スナッチ
2つめは「スナッチ」です。今度は、片手でケトルベルを振り回します。こちらも、動画をご覧ください。
スイングからはじめて、慣れてきたらスナッチが良いと思います。ちなみに、私はまだスイング止まりです。12kgを買ったがため、片手で振り回す力は持ち合わせておらず……。
ケトルベルの選び方
ケトルベルでどんなトレーニングができるかわかったところで、次は選び方です。
ケトルベルはダンベルほど、形や機能に大きな違いはありません。では、何を基準に選べば良いのか迷ってしまいますよね。ここでは、ケトルベルを選ぶときのポイント3つをお話しします。
重さ
ケトルベルの重さは、大抵4~24kgを揃えています。もちろん、それより軽い2kgや、重い32kgもあります。
ある程度ダンベルでトレーニングをしてきた女性であれば、8~10kgを。トレーニング初心者であれば、4~6kgから始めるのが良いと思います。「両手なんだからもっと持てる」と思っても、フォームが正しくないと腰を痛めるので注意が必要です。
私は、デッドリフトやスクワットをする際の、バーベルの替わりとして12kgのケトルベルを購入しました。12kgでは余裕でできたので、スイングにチャレンジしたところ……腰を痛めました。
「両手ではちょっと軽いかな?」ぐらいでスイングに慣れ、余裕でできるようになったら、スナッチ用にすれば良いと思います。
一般的に、男性は初心者でも12kg前後、中級者で12~16kgが推奨とされています。ただ、人によって軽い重いは変わるので、試す機会があればぜひ試してみてください。
ハンドルの太さ
次にハンドルの太さです。メーカーが同じでも、重さが変わるとハンドルの太さも変わるようです。全部ではないと思いますが、レビューで「太い」と書かれているのもあるので、自分の手と相談を。
買ってから「少し太いかも」と思ったら、滑り止めとして、テニスラケットのグリップを巻いたり、スポーツグローブをしたりすると良いです。
コーティング
最後はコーティングです。マットの上でトレーニングをしても、普段の置き場所はフローリングの上になりそうじゃないでしょうか? 傷を付けないためにも、鉄むき出しのものより、コーティングをされているほうがおすすめです。
おすすめのケトルベル3選
ケトルベル
- 4kg 5kg 8kg 10kg 12kg 16kg 20kg 24kg
- コーティング:PVC
種類は多くないものの、初心者から上級者まで十分に使用できる重量を揃えています。コーティングはソフトなPVCを使用しています。
口コミでは、「製品に傷がある」「持ち手がぐらつく」「塗装が甘め」といった報告があります。私が購入したものは問題なかったので、個体差かなと思います。
他には「24kgのハンドルが細くて握りやすい」「色で重さが判別できる」といったコメントもありました。確かに握りやすくはありますが、握力が心配な人はグローブをするか、後述する滑り止めを行うのが良いと思います。
ネオプレーンケトルベル
- 4kg 6kg 8kg 10kg 12kg 14kg16kg 20kg 24kg 28kg 32kg
- コーティング:ネオプレーン
多数の重量を揃えたケトルベル魂のケトルベル。鉄球部分はネオプレーンという、スキューバダイバーのウェットスーツなどに使用される素材でコーティングされています。
口コミでは、「28kgは持ち手が太い」「グリップに傷やバリがある」といった報告があります。
また、滑り止めのために「テニスラケットのグリップを巻き付けている」や「カラダの裏がバキバキになる」といったコメントもあり。滑り止めの方法は、他のケトルベルでも活用できそうです。
ファットバーン ケトルベル
- 8kg 12kg 16kg 20kg 24kg 28kg 32kg
- コーティング:ビニール
重めのケトルベルが揃う、脂肪燃焼エクササイズに最適なケトルベル。何が最適なのかというと「球面が小さい」とのこと。並べて比較はしていないのですが、きっと、同じメーカーの他の商品と比べて小さいということなのでしょう。カラダにあたる心配がないのは良いと思います。コーティングはビニールを使用。
口コミでは「気泡や汚れがある」「傷がある」といった報告も、中にはあるものの、みんながみんなではないので、これも個体差かと思います。
まとめ
このページでは、ケトルベルについてお話ししました。
ケトルベルトは、鉄球にハンドルが付いたトレーニング器具であること、おすすめのトレーニングは「スイング」と「スナッチ」。
選ぶポイントは、「重さ」「ハンドルの太さ」「コーティング」の3つ。これらをふまえて、おすすめを5点紹介させてもらいました。
ダンベルでのトレーニングがマンネリ化してきたり、もう少しカラダを動かしたトレーニングをしてみたりしたければ、ぜひケトルベルを候補に入れてみてください。
ダンベルでは難しかった、全身でのトレーニングを行うことができ、心機一転してトレーニングに取り組むことができると思います。
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